このサイトの管理人「湯の街ネヲン」が伊豆熱川の温泉旅館に就職したのは昭和43年(26歳)であった。当時の伊豆は、ベビーブーム世代が適齢期を迎え、新婚旅行ブームに沸いてた。
春と秋の婚礼シーズンになると、伊豆半島巡りの定期観光バスには、日に1,000組もの新婚さんが乗車していたという。バスガイドさんの話によるよ、観光バスの車中では、みんなぐっすり眠っていたという。
これまでの旅は、上流社会の人たちのものだったが、時代が変わって「旅」が「旅行」となりやっと庶民の手に届くものとなった。からか、旅なれたお客さんたちはおおらかであり、庶民たちは旅行先で恥をかかないようにと勉強し行儀よく振舞っていた。
温泉旅館の成り立ちは、地元の大旦那が建てた妾宅からだという。その時代の名残りで女中さんや番頭さんたちは、心からの奉仕をしていた。泊る人と泊める人の間には素晴らしい関係があった。
この時代にはクレーマーなんていなかった。上品なお客さんは、チェックイン後、ややあって再びフロントに顔をだし「こちらのお宿は、私達のイメージとは少し違うようです」といい、お茶代として数枚の千円札を置いて黙って帰って行った。
伊豆とは、静岡県を代表する観光地で伊豆半島全域をさします。温泉、豊かな食材、そして美しい景観に恵まれ半島全体が、どこも素晴らしい観光地です。
この情緒豊かな大地を、ひとくちでは紹介しきれないので「東伊豆」「南伊豆」「中伊豆」「西伊豆」のエリアに分類しています。そして、伊豆のもう一つの魅力は、どこかのまち角を曲がったら、踊子の一座に出会うかもしれないというワクワク感です。
かって「ヤプログ!」という、オムツをはいたかわいいミカンの子がシンボルマークの人気ブログサービスがありました。が、残念ながら2020年にサービスが終了してしまった。そんなワケで、長年にわたって投稿していた個別記事を、それぞれ下記のようにテーマごとに分類しまとめてみました。
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