ビジネスホテルに泊まる 2泊3日のモデルコース
今回は、関東地方発着の天橋立と京都祇園祭を楽しむ、ごく簡単な行程表を作成しました。長距離の旅は、あれもこれも、また、のんびりゆったりとはいきません。時間との戦いです。
道中の効率のよい走り方は、SA、PA、道の駅をフル活用することです。運転手さんは緊張と疲労、同乗者はヒマを持て余します。そんな問題を解決するために、こまめにSA、PAを利用しましょう。
そして、同じホテルに連泊することは、チェックイン、アウトの手間を省き慌ただしさから開放されることです。そのぶんホテルの近くで郷土料理を楽しみましょう。
なお、この旅で唯一のんびりできるのが中日です。地元の「共同浴場」を利用して温泉気分も満喫しよう。天橋立温泉は、ごく新しい温泉地なので「共同浴場」はありませんが、木造、唐破風の門構えを持つ風情ある「智恵の湯」には、共同浴場のような雰囲気があります。
一日目 : 三方五湖レインボーライン
出発地 = 三方五湖 = 舞鶴(泊)
神秘の湖・三方五湖は、福井県の若狭湾国定公園に位置する5つの湖の総称です。県道・三方五湖レインボーライン線は、5つの湖を眺める絶景を走り、山頂公園からは、360度の大パノラマが望めます。
こちらは、JR東舞鶴駅より徒歩1分にある「ホテル アルスタイン」です。おすすめの理由は、駅前の立地なので、近くに飲食店などがたくさんあるということです。おいししい郷土料理を召し上がり旅の気分を盛り上げてください。
二日目 : 伊根の舟屋と天橋立
ホテル = 伊根の舟屋・天橋立 = 舞鶴(泊)
伊根湾の沿岸に立ち並ぶ家々は、まるで海に浮かんでいるように見えます。この「舟屋」と呼ばれる230軒もの建屋群は、漁師の仕事場としての機能が主であるため、住んでいる家庭はそれほど多くはありません。
宮津湾から阿蘇海を切り取るように延びる天橋立は、その姿を古くから龍が天に昇る様子に例えられてきました。湾を囲むように設置された3つの展望所(傘松公園・天橋立ビューランド・雪舟観)からは三所三様の天橋立がみられます。
三日目 : 京都祇園祭(山鉾巡行)
ホテル = 京都祇園祭(山鉾巡行) = 帰着地
コンチキチン、コンチキチンと祇園囃子が夏空に響き、山や鉾が通りをゆく山鉾巡行は、祇園祭のハイライトです。美しい刺しゅうや舶来の織物など山や鉾の懸装品と呼ばれる装飾品の美しさも見事です。豪華絢爛「動く美術館」です。