DOGO HOT SPRING 日本最古湯のひとつ 道後温泉
温泉 愛媛・松山市
「無事故(645)で世づくり大化の改新」と、おぼえた大化の改新からはじまった政治改革により、現在の今治市に伊予国の国府がおかれた。そこは「道中」と呼ばれ、京の都に近いところが道前で、遠いところ(今治より南の地)を道後といったのが、道後温泉の名の由来です。
道後温泉本館三階の屋上に設置されている振鷺閣のてっぺんには羽を広げた白鷺が見えます。これは、温泉を見つけたといわれる白鷺の伝説にちなみます。そして、3000余年の歴史を誇る道後温泉は、兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉とともに日本三古湯の一つに数えられます。
毎朝6時、振鷺閣から響く太鼓の音を合図に道後温泉本館は開館します。道後温泉のシンボル・道後温泉本館のすごいところは、公衆浴場として国の重要文化財に指定されながらも現役の公衆浴場として営業を続けているところです。多くの皆さまに愛される公衆浴場です。
道後温泉には、現在の市民にとっても愛すべき夏目漱石の名作・坊ちゃんのかおりがいくつも残っています。その代表が、松山は東京の足元にも及ばないといいながらも、温泉だけは毎日行くと決めたほど立派だと褒め「泳ぐべからず」の張り紙を出されるほど愛した。また、坊ちゃんがよく利用したという部屋は「坊っちゃんの間」と名付けられ無料公開されています。