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KINOSAKI HOT SPRING 外湯めぐり発祥の地 城崎温泉

城崎
温泉
兵庫・豊岡市
大谿川沿いの柳並木
城崎温泉街 大谿川(おおたにがわ)沿いの柳並木の風景は、浴衣がけで外湯巡りをするお客さんの姿がとてもよく似合!

城崎温泉の魅力の一番は外湯めぐりです。そして、城崎温泉街の風物詩といえば、春の桜、夏の大谿川の柳並木と、冬の松葉ガニでしょう。ある年の年末(12月28日)に、玄武洞を右に見て城崎温泉に立ち寄った。が、そこは雪化粧もせずにスッピンの温泉街であった。

何も感じない無機質な温泉街をながめて、志賀直哉の死生観を描いた私小説『城の崎にて』というのをふと思い出した。かっては、蜂の死骸を見た、鼠が必死にもがいてた、イモリが死んだとかいうだけの話だと思っていたが、なんかその本質が見えたような気がした。

松葉ガニ
松葉ガニ 地元の津居山港で水揚げされた松葉ガニは、青いタグが目印。

怪我をしたコウノトリが、田の中に足を浸しているのをみて発見したという城崎温泉の名の由来は、温泉寺のご本尊が、巨木の最も先端の部分を使用している(木の先)ことから、城崎と呼ばれるようになったそうです。

天下一の「一の湯」
天下一の「一の湯」 歌舞伎座のような一の湯、七つの外湯はどれも個性的。

城崎温泉では、温泉街を一軒の温泉宿と見立てているそうです。なので「外湯めぐり」は、さしずめ「露天風呂」でしょうか。かって、ある人が山形の銀山温泉の街並みを「古い家が並んでいるだけじゃねえかと」といった。ソイツに言わせれば「外湯めぐりなんてめんどくさい」というだろう。これはこれで一理あるが、自分自身で旅をつまらないものにしている。温泉街の魅力を感じるには、故事来歴も知る必要がある。ちょっとググれば、もっと旅が面白くなる。

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