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天城トンネルの踊子

写真提供:伊豆市

伊豆の海

イラスト・わさび

「下田街道エリア」は、三島市の三島大社を起点として、湯ヶ島を通り、天城峠を越えて湯ヶ野に至り、さらに、小鍋峠を越えて下田市へと続きます。三島大社で旅の安全祈願したら、さあ、開国浪漫ただよう下田にむかって出かけましょう! 富士山を背に韮山を抜け修善寺に至るまでは、源頼朝の時代に思いを馳せながら。湯ヶ島では「しろばんば、しろばんば」と囃しながら雪虫を追う子らの声を聞き、天城峠越えでは、石川さゆりだけではなく、川端康成や松本清張も思い出してください。

■ 伊豆長岡

源氏山公園

伊豆長岡
温  泉

伊豆長岡温泉は源氏山公園を挟んで、開湯は約1300年前という古奈温泉と明治末期に温泉が発見された長岡温泉をあわせて伊豆長岡温泉と称しています。温泉は少し熱めの湯が湧き出し飲泉もできるアルカリ性単純泉で、無色無臭のやわらかな湯は肌にやさしく美肌効果があります。また、伊豆長岡には、京都とここだけという学校として認可された「芸子学校」があり約40名の芸者がお客様の接待に日々勤めております。

■ 修善寺

修善寺・紅葉と竹林

修善寺
温 泉

空海(弘法大師)が、桂川で病気の父の身体を洗う少年に心に打たれ、持っていた仏具(独鈷杵)で川の岩を打ち霊泉を湧き出させたという修善寺温泉は、伊豆最古の温泉といわれ泉質はアルカリ性単純温泉で、柔らかくクセのない優しい肌あたりがよく温泉療法医がすすめる温泉です。また、修善寺の竹林の小径を歩くと、茶処や火の見櫓が懐かしく、大きな竹の円形ベンチに座れば竹林を通る風を感じることができます。

■ 天城湯ヶ島

出会い橋

湯ヶ島
温 泉

秋の夕方、洪作少年たちは「しろばんば、しろばんば」と囃しながら野遊びから家路につく。そんな井上靖の作品「しろばんば」の舞台は湯ヶ島です。さて、同じ形をした2つの橋、男橋を渡る男性と、女橋をわたる女性が向うから来た人と出会えば運命の人になるといわれる出会い橋は、温泉街の本谷川と猫越川(ねっこがわ)の合流する付近にあります。湯ヶ島温泉の泉質は、カルシウム・ナトリウム硫酸塩線で健康増進に効果あり。

■ 湯ヶ野

湯ヶ野・福田屋の踊子

湯ヶ野

オレが温泉旅館で働き始めた昭和40年代の初め、伊豆の代表的な観光地といへば熱海、伊東だが、その次といえば、以外にも天城峠に続く修善寺、湯ヶ島、湯ケ野などであった。湯ケ野は、今では取り残された温泉地といえばそれまでだが、実は、古き良き抒情あふれる温泉街である。

■ 下田 蓮台寺

黒船祭り

下田
温泉

下田温泉は下田市内で湧き出る蓮台寺温泉、河内温泉、白浜温泉、観音温泉、相玉温泉の5つの温泉の総称で、お湯の特徴は、単純泉で塩分を殆ど含んでいないので石鹸やシャンプーも使えます。また、ペリー提督率いる黒船艦隊が来航し、日米和親条約が結ばれ開港され下田には、幕末の歴史ロマン漂う街並みが随所に残っています。往時の状況を思い浮かべながら歴史散策もお楽しみいただけます。

お吉まつり

蓮台寺

蓮台寺地区は、天神神社から湯の華小径を歩けば、吉田松陰が訪れた村山邸や趣ある石積みに建つ家々の風景など懐かしい景観が見られる。そして、開国史の悲劇のヒロイン・お吉の命日に行われるお吉の供養祭は、お吉ヶ淵では、下田芸妓衆や観光関係者による献花が行なわれます。

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